4月29日、知人の紹介で
京都北山の桟敷ヶ岳周辺、鴨川の源流域の
自然観察会に
参加させていただきました。
森林浴とヤマシャクヤク、クリンソウなどを愛でながら
楽しい山歩きをしてきました![]()

※写真は右下拡大クリックで大きくして見ていただけます♪
山野草はスマホで撮影されている方が多くどちらかというと
みなさん山歩きを楽しんでおられるようでした♪
わたしはオオルリに出合えたらと思ってコンパクトカメラを持って行きましたけど結局会えずじまいでした(^-^;
沢山の植物を観察しましたが山野草を中心に
いくつかピックアップして掲載させていただきます♪
わたしが見たかったフデリンドウ「筆竜胆」
観察員の方はこの暑さで花が終わってますと(-_-;)
でも執念で一輪見つけたんですよ💦
ちょっと珍しいスミレ、花は終わっていましたが
葉っぱだけ(-_-;)
①茎が地面を這うこと。②葉の基部が切形~浅い心形であること。③葉脈が目立たないことなどの特徴から
タチツボスミレの変種、ニホンカイタチツボスミレ(仮称)
「日本海立坪菫」だそうです♪
これはイトゴケ「糸蘚」
京都府レッドデータ絶滅寸前種
細い糸が垂れ下がっているように して生育します。
キヨスミイトゴケというのも有るのですが肉眼では
イトゴケと区別できないそうです。
クジャクシダ「孔雀羊歯」
もっと大きくなりますがまだ小さいです(^-^;
オオシラガゴケ「大白髪苔」
そして今回見たかったお花は
自生のヤマシャクヤクです♪
そこそこの山歩きで途中で息切れしてわたしには
ここまで行くのが大変でした(^-^;
日当たりが良すぎて写真がテカテカ(;^_^A
ヤマシャクヤク「山芍薬」
ボタン科
環境省レッドデータカテゴリー準絶滅危惧種
京都府レッドデータカテゴリー 絶滅危惧種に指定
地元の方が草の下刈りなど絶滅危機からの回復活動を
なさっています。
花の大きさは5センチ前後、
白い花弁に黄色のオシベがよく目立ちます。
中央に見える緑色のバナナのようなのはメシベです。
花が開いているのは2日から3日と短く
盛りは過ぎているようでしたが感動しました♪
名前の由来
山に自生し、
中国から渡来した芍薬(シャクヤク)に葉の形や蕾が似ている
ところからきています。
監視パトロールをなさってますが盗掘されないことを願います。
わたしは京都の別のところで
自生のベニバナヤマシャクヤクを見ているのですが
ここにはベニバナヤマシャクヤクの白花が六月に
見られるそうです。
こちらは小葉が5枚のアケビ「木通」です♪
ゴヨウアケビだとばかり思っていました(-_-;)
よく見かけるゴヨウアケビは
このアケビと葉が3枚のミツバアケビとの雑種なんだそうですが
こちらも葉が5枚なので違いがよく判りません(-_-;)
沢沿いに群落を作るクリンソウも
丁度見ごろでした。
クリンソウ「九輪草」
サクラソウ科
京都府レッドデータカテゴリー 準絶滅危惧種
近畿レッドデータブックカテゴリー絶滅危惧種C
渓谷の沢沿いに咲くクリンソウ![]()

皆伐による乾燥化、
腐植質土壌と共に流失することも有ったようですが
鴨川の美しい源流に沿って健気に
咲いていました♪
谷筋や登山道には足の踏み場もないくらいクリンソウの
若い苗がいっぱい、
後に続いて大きく育ってくれますように(^_^)/
名前の由来
葉は根元にまとまって付きそこから長い花径を伸ばします。
そこに花が輪になって何段にも付く姿が
五重塔の頂上につく九輪に似ているところからこの名が
付けられました。
下から順に開いていきます♪
花のアップの写真が無くてすみません(;^_^A
ところで
杉の木一本切り出しての値段が2万円
地元の林業従事者の方の手元に入るお金は
3千円だそうです(-_-;)
リフォームの際は皆様も国産のスギやヒノキを是非
使ってあげてください<(_ _)>
おまけです(^_^)/
後日、京都の別の林道で珍しい鳥に出合いました![]()

ヤマドリ「山鳥」
日本の固有種
初見でしたが
図鑑でキジと一緒に並んでいるのを見てましたから
ヤマドリとわかりました♪
京都府カテゴリー 準絶滅危惧種
尾は90センチ有りますかどうか、
翼をバタバタと羽ばたたせていたのですがオスの
求愛行動、母衣打ち「ホロウチ」だそうです♪
写真は撮れませんでした(-_-;)
長い記事を
最後まで見ていただいてありがとうございます(≧▽≦)