Quantcast
Channel: 移ろう季節と共に♪
Viewing all articles
Browse latest Browse all 519

夏の湿原散策➋

$
0
0

滋賀県の湿原での花散策です♪
ここは全くの手つかずの小さな自然のままの湿原です。
もう何年も通い続けているところです。
真は右下拡大クリックで大きくして見ていただけます♪

名前など間違った記載にお気づきになりましたら
ご遠慮なくゲストブックまたは公開、非公開コメントで
お知らせください♪
自然保護のため
府県名だけ記載させていただきました♪


イメージ 27

❶イシモチソウ「石持草」
モウセンゴケ科
環境省 のレッドデータブックでは準絶滅危惧種に指定
イシモチソウが開花しました♪
まだこれからしばらく咲き続けます。
イメージ 1

名前の由来
粘着力が強い粘液を持ち葉が地面の小石に触れると
くっつけて持ち上げてしまうのではととのことから
「石持草」の名があります。
イメージ 2

イシモチソウは
モウセンゴケと同じ食虫植物
三日月形をした葉の表面と縁にはたくさんの腺毛があり
先端から出された粘液によって、虫を捕らえます。
イメージ 3

花は午前中に開いて夕方までには閉じる1日花
茎の頂に径6mm-8mmくらいの白い花を咲かせます♪
イメージ 4

イメージ 5

モウセンゴケも
長い柄を持つ円形の葉の周囲の赤い腺毛から粘液を出し、
小さな虫を捕える食虫植物です。

➋トウカイコモウセンゴケ「東海小毛氈苔」
モウセンゴケ科
 現在のところ静岡・愛知・三重・石川・岐阜
滋賀・京都・奈良・大阪・兵庫で確認されているそうです♪
京都は絶滅寸前種
初夏から夏にかけ、次々と小さな花を咲かせます。
イメージ 6

葉は長さ2cm-4cmで地表にロゼット状に広がっています。
この葉っぱから粘液を出して、
これによって虫を捕獲します。
イメージ 7

コモウセンゴケの葉はしゃもじ型ですが、
トウカイコモウセンゴケはモウセンゴケに似たスプーン型。
葉はしゃもじ型とスプーン型の中間的なものもあるそうで
間違ってたらすみません(-_-;)

花は日当たりよい午前中に開花する1日花
花弁はピンク色で径5mm-8mm
イメージ 28

❸ヤマトキソウ「山朱鷺草」
ラン科
日本の野生ラン
日当たりの良い湿った草地や湿地の周縁部に生えるのが
ヤマトキソウです。
今まで何度も通っている道ですが
こんなにたくさん咲いていることには気づかなかったんです(-_-;) 
イメージ 8

草丈10-25cm
葉は茎の中ほどにつき倒披針形。花の大きさはは2cmほど、 
花の色は
淡紅紫色で茎の先に上向きに1個つけますが
ほとんど開きません(^-^;
イメージ 9

イメージ 10
イメージ 11
















こちらは近縁種のトキソウ
湿原や湖沼に見られる湿地性の野生ランです。
❹トキソウ「朱鷺草」
ラン科
ヤマトキソウより大形で
花は紅紫色、半開して横向きに咲くのが特徴です♪
環境省のレッドデータブックでは
準絶滅危惧種に登録
イメージ 12

花茎を20㎝ほど伸ばしてその先端に1輪の花を咲かせます。
花の大きさはおよそ1㎝
花の中央に細かい突起の付いた、唇弁があります。
イメージ 13

名前の由来
花が鳥のトキ「朱鷺」の羽根の色に似ているところから
この名前が有ります。
イメージ 14
イメージ 15

















今年初めてのハッチョウトンボ
ハッチョウトンボ「八丁蜻蛉」
この湿原でもたくさん見られます♪
日本一小さなトンボとして知られ、世界的にも
最小の部類に属しています。
翅の長さは15mm、体長2cmほど1円玉より小さな
トンボです。
ハッチョウトンボのオス
イメージ 16

ハッチョウトンボ未成熟のオス
イメージ 17

メスは目立たないのですがオスの近くをよく観察していると
わりといるものです♪
イメージ 18

トンボの逆立ちをオベリスク姿勢と言います。
 トンボは逆立ちで体温を調節しているのだそうです♪
ハッチョウトンボのメスが逆立ちしています(^_^)/
イメージ 19

イメージ 20

木の花二題

ネジキ「捩木」 
ツツジ科
白い壺状の花が多数、下向きに咲いて可愛いいです。
イメージ 21

名前の由来
幹がねじれることから来ているそうですが
どの木もその幹のねじれはよくわかりませんでした。
イメージ 22

オオバアサガラ「大葉麻殻」
エゴノキ科
本州、四国、九州 の山地の沢沿いに自生する
落葉高木です。
イメージ 23

名前の由来
同じ仲間のアサガラより葉が大きく
材が「麻殻(アサガラ)」のように裂けやすいことから
ついた名前です。
長さ7mm程度の花は5つに深く裂けています。
涼し気な花で毎年楽しみにしています
イメージ 24


おまけのヒバリ「雲雀」
ヒバリ科
先日オオヨシキリを見た葦原の近くで見たヒバリ、
二度目ですが
今回は冠羽が見られませんでした(^-^;
全長:17cm
イメージ 25

次回は紫陽花なども・・
時間指定で投稿させていただきました♪
最後まで見ていただいてありがとうございます(^_^)

イメージ 26


Viewing all articles
Browse latest Browse all 519

Trending Articles